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PERSIAN CARPET

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ペルシア絨毯情報

リーリヤーン(リリアン)絨毯​について

◆リーリヤーン(リリアン)絨毯

マハール(アラーク)地区の小さな村で、リリーハン、リリアンあるいはデリージャーンなどと呼ばれる。この村で制作された絨毯は、主としてマハール(アラーク)のバーザールで売買されており、地理的にもマハール地区に近く、また、デザイン・色ともにハマダーンよりはマハーンやサールーグに似ているが、取引上は何故かハマダーン・グループに含められている。

織り手は、17世紀シャー・アッバースによって、カフカースからアラークの南東、マハール地区に追放された部族民の子孫にあたり民族学的にはいずれのグループにも属さないとされている。

サイズ:クッション・サイズから16㎡に及ぶ部屋サイズまで、多様で幅広いのサイズのリーリヤーン絨毯が売買されている。

カラー:さまざまな色調の赤、青、緑が主調色となり、比較的広い範囲で白やアイボリーが加わり、縁取りに黒が用いられるものが多い。

パターン:花や葉文様の密度の高い配列が広がり、ロゼットなどさまざまなデザインがあり、少し大きな中央のメダリオンを伴っているものが多い。

地組織:たて糸、よこ糸は強く撚られた綿糸。よこ糸は通常赤く染められている。織り組織はハマダーン絨毯との関連が強く、多くの絨毯専門家がハマダーンに含める理由が、この点にあるとされる。

ノット:強靭だが比較的柔らかく光沢のあるウールを用いトルコ結びで織られ、パイルは通常中位、または少し長いめに刈り取られている。

品質:中級の上に属する良質の調度絨毯で、個性のあるオールドやアンティークは、ペルシャ絨緞(ペルシア絨毯)でもトップクラスに属するとされる。

​ペルシャ絨毯(ペルシア絨毯)の産地情報はコチラから

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