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絨毯の定義

絨毯とは何か…といったとき、一定の条件を付した狭義の絨毯と、敷物全般を指す広義の絨毯が考えられる。

狭義の絨毯 … 羊毛、ないしは絹、綿を主要な素材とした毛羽(パイル)のある手織りの敷物。

広義の絨毯 … 織り組織をもたない不織布のフェルト(毛氈)やキリム (綴織)などの平織りの敷物を含む。もちろん手織りに限らず、機械織りの敷物も広義の絨毯に含まれる

 

絨毯という言葉について

本サイトでは、狭義の絨毯、すなわち毛羽(パイル)のある手織りの敷物を指す言葉として使用している。

ここでは、言葉としての絨毯について言及する。

 

①日本語の絨毯

< じゅうたん >を広辞苑でひくと、[絨毯・絨緞]毛織物の一種。生地の経緯糸の外に、毳(けば)状または輪奈(わな)となる獣毛糸を用いた織物。無地のものもあるが、染色した毳で模様を織り出す。…(以下略)と言った具合である。当てる漢字には、この他[絨氈]もあるようだ。「絨」とは、毛織物を指すが、糸偏に戎(えびす)で、西方の蛮族の織物がその由来ともいわれる。えびすという字は他にも「夷(えびす)」「蛮(えびす)」「狄(えびす)」があり、中国でいうところの「東夷西戎南蛮北狄(とうい せいじゅう なんばん ほくてき)」で、中国からみた辺境の蛮人をさす言葉である。

「毯」は「氈」と同じ意味で、けむしろ(毛席)、すなわち毛氈(もうせん)をあらわしている。漢語林によれば、「毯」は毛+炎で、ほのおのようにけばだつ、「けむしろ」の意味をあらわす、とあり、「氈」は毛+亶(せん)で、亶は展に通じ、「のばしひろげる」の意味、「しきのべるけむしろ」の意味をあらわす、とある。「緞」は、地の厚い、表面がすべすべした絹織物をさす言葉である。「毯」はタンの音をもつが、「氈」はセンの音で、タンとは読みづらい。これは、壇や檀などの字に対する音との勘違いからきたものと思われる。また「緞」はタンの音はもつが、厳密には当て字ということになる。

 

絨毯と同じ意味で使われる言葉に、「緞通」がある。これは、中国語の「毯子」(たんし=中国読みのタンツー/タンズ、子は助字)からきた当て字である。業界語としては、機械織りのじゅうたんに対する手織りの意味で使われている場合もあるが、むしろ、中国や日本のじゅうたんに対する用語と考えたほうがいいのかもしれない。

<じゅうたん>そのものが、日本でも、中国でも、外来のものであるため、それに対する言葉も、厳密に<もの>そのものを表しきれていないと理解しておくことも必要だと思う。因みに、現代中国ではじゅうたん一般は「地毯」(ディタン)と呼ばれている。上述のような言葉と漢字の意味、また、その妥当性から、本サイトでは「絨毯」という言葉を使用している。

②欧米語の絨毯

絨毯は、英語ではカーペットcarpetやラグrugといわれ、この言葉も日本でよく使われる外来語である。カーペット(carpet)は、絨毯、毛氈などで、部屋一面をおおう敷物をさす場合もある。この言葉は、ラテン語のカルペレ(carpere=毛をむしる) からきた言葉だといわれている。また、古代アルメニア人がカペルトkapertと呼んでいた平織り・パイル絨毯がカルペトkarpetと訛り、13世紀に英仏へと貿易を通じて言葉も伝わったという説もある。

ラグ(rug) は、スカンジナビア語のラッグ(rugg)と同じで、小さいカーペット、膝掛け、毛布、あるいは炉前絨=ハースラグ(hearthrug) などのことをさしている。

 

カーペットとラグの意味の違いとしてよくあげられるのが、米国ではカーペットは機械織りの絨毯をさし、ラグが手織りの絨毯をさすのに対して、英国ではカーペットは部屋に敷きつめるような大きなサイズのものをさし、ラグはピース敷きするようなやや小さめのサイズのものをさす、といった説明であるが、実際のところどこまで厳密に使い分けているのかは判然としない。

                       

ラテン語に発するといえば、絨毯のことは、ドイツ語でテピヒ(Teppich) 、フランス語でタピ(tapis) 、イタリア語でタッペート(tappeto)と呼ばれる。これはギリシア語のタペティオンに由来するラテン語のタペーテ(tapete)あるいはタペース(tapes) からきた言葉で、敷物、絨毯、壁掛け、上敷きなどをあらわす言葉である。いわゆるタペストリー(英語ではタピストリーtapestry、フランス語ではタピスリーtapisserie、ドイツ語では同じ綴り字のタピサリー Tapisserie =壁掛けあるいはつづれ織り)と同じ語源をもつ言葉である。

 

③現地語の絨毯

次にペルシア語、アラビア語、トルコ語で絨毯はどのように呼ばれているのか。絨毯は、ペルシア語では、ガーリー(ghali/qali)、ファルシュ(farsh)、アラビア語では、ビサー(bisat)ト、トルコ語では、ハル(hali)と呼ばれている。                       

まず、ペルシア語のガーリーは、一般的な絨毯に対して用いられる言葉だが、6㎡以上の絨毯のサイズを表現する名称にも使われる。このガーリーに縮小形接尾辞チェがついたガーリーチェ(ghalicheh/qalicheh)は、小さい絨毯をさす。ファルシュも絨毯の意味である。またファルシュには大地という意味もある。

アラビア語では、ビサート(ブスート/bisat)が絨毯をさすが、ペルシア語ではベサートあるいはバサートという読みになる。この他ティンフィサ(タンファサ、トゥンフサ、タナーフィスとも読む/tinfisa)という言葉も使われる。また、豪華な絨毯のことをさしてザルビーヤ(zarbiya)ともいわれる。古くはカティーファ(Qatifa)とも呼ばれ、クルアーンにはザラビー(zarabi)という表現もある。

                      

トルコ語ではハル (hali)だが、よく誤ってハリと書かれている場合がある。これは、トルコ語のiはiとiの2種類があり、iはイの発音だが、iはちょうどウにちかい音となっているためである。

                      

こうした総称のほか、礼拝用の絨毯を表す言葉もある。英語だとプレイヤー・ラグ(prayer rug) にあたる言葉である。アラビア語ではサッジャーダ(sajjada)、ペルシア語だとサッジャーデ(sajjadeh)といい、これは礼拝者(サッジャード/sajjad)からきた言葉で、トルコ語ではセッジャーデ (seccade)となる。またナマーズ(礼拝、祈り/namaz)からきた言葉として、ペルシア語だとジャーイェ・ナマーズ(礼拝の場の意/jaye-namaz)、トルコ語だとナマーズルク(namazlik)などがある。

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