
PERSIAN CARPET
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ペルシア絨毯情報

商品登録情報
商品名/ケルマーンシャー幾何メダリオン文様絨毯
品番/数寄の絨毯33188-45
生産地/イラン・ケルマーンシャー
製作年代/2000年頃(経年15〜20年/未使用品)
サイズ/170x108㎝
パイル/ウール100%
縦糸/ウール100%
織り密度/1㎝角に5×5=25kn(ノット=結び)
(計算上の総ノット数459,000kn(ノット)
※knとはknot(ノット=結び)の略
手織り工程における所要製作時間:459時間
459,000kn÷1.000kn=459時間
(熟練工/織りスピード1時間あたり約1,000knとして換算)
手織り工程における所要制作日数:約57日
459÷8≒57.37日(8時間労働/日として換算)
想定織り工賃:35円/時間
当サイトでの単価評価 : ¥250/1,000kn
販売価格/¥114,750
※459,000kn×(¥250/1,000kn)=¥114,750
商品解説
深紅と濃紺の鮮やかな対比が印象的な…幾何文を主体とした素朴な味わいをもつケルマーンシャーの絨毯。
メダリオン・コーナーと呼ばれるデザイン様式で制作されたローカル色豊かな絨毯で、フィールド中央には星型のメダリオンが置かれ、その外側には鳥頭と呼ばれる鉤型の装飾文が取り巻く。
フィールドの天地には孔雀の上に4本足の鳥が乗ったモチーフが、左右対象に描かれている。鳥は吉祥を顕すモチーフとして用いられ、一説では、雨をもたらす使者としての役割を果たすされる。
サイズはペルシア語で、ザロニームと呼ばれる1畳大の170x108㎝で、織り密度は1㎝角に約25kn(ノット)。ペルシア絨毯の一般的なクオリティー指標で表記すると35RAJ(ラジ)相当で、中位レベルの絨毯にカテゴライズされるが、ケルマーンシャー産の絨毯の中では、上質の絨毯とされる。
パイルには良質のウールが用いられ、手織り特有の歪みが見られるものの、不整形な文様や色斑などは見当たらず、しっかりとした仕上げとなっている。
絨毯上部のボーダー部分に、APADANA IRANと工房名らしき名前が英文で織り込まれているところからも、ケルマーンシャーもしくはその周辺の絨毯工房で、熟練した織り子の手によって、製作された絨毯と見ることができる。
制作年代は2000年頃とされているが保存状態は良好で、経年劣化も見られない。
ケルマーンシャー産の
絨毯について ……………………………
テヘランから西へ525km。イラクとの国境に近くに位置する商業都市ケルマーンシャーはハマダーンからバグダードへ向かう、かつての「王の道」の途上にあり、古くから交通の要衝の地として栄えたところで、人口はおよそ80万人。
今日、ケルマーンシャーの名で売られている絨毯の大半は、この地に数多く居住するクルドあるいはロル(ロリー)と呼ばれる部族民によって手織りされたものか、この街の周辺の村や町で織られたものといわれる。
デザイン・パターンは実に様々で、山間部のクルド系遊牧民や村や町に定住した部族民の間では、部族の伝統的なモチーフ/幾何文様を主体とした素朴で色彩豊かな絨毯がつくられ、町の工房では、ファラーハーンに類似した花文絨毯やメダリオン、反復文の絨毯などが製作されている。
カラー(フィールドの地色)は、赤銅色を中心に、濃青色、モス・ブラウンなどが多く見られ、パイルには良質のウールが用いられ、地組織には、街の工房絨毯では綿が、クルドやロルの絨毯ではウールと綿が混在して使用されている。
織り密度は、遊牧民や部族民の絨毯では粗いものから中位のものまで、10㎝角に500-2,500kn(ノット)、街の工房絨毯では10㎝角に3,500kn(ノット)までの絨毯が見られる。
数寄の絨毯33188/ペルシア
ケルマーンシャー幾何メダリオン文絨毯
約170x108㎝
¥114,750
本作は後払いサービス対象品です
数寄の絨毯9067/メダリオン幾何文様絨毯:170x108㎝
ペルシア語でザロニームと呼ばれる1畳大サイズの絨毯で、2人掛け、3人掛けの
ソファー前の中敷などにご使用いただけます。

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