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ペルシア絨毯情報
PERSIAN CARPET

数寄の絨毯33199
ケルマーンシャー・幾何連続文様絨毯
約140x102㎝
¥89,250
後払いサービス対象品です。
商品登録情報
商品名/ケルマーンシャー・幾何学文絨毯
品番/数寄の絨毯33199-45
生産地/イラン・ケルマーンシャー
製作年代/2000年頃(経年15〜20年/未使用品)
サイズ/140x102㎝
パイル/ウール
縦糸/綿
織り密度/1㎝角に5×5=25kn(ノット)
(計算上の総ノット数357,000kn)
※knとはknot(ノット=結び)の略
手織り工程における所要製作時間/357時間
(熟練工/織りスピード1時間あたり約1,000knとして換算)
織り工程における所要制作日数:約45日
357÷8=44.625(8時間労働/日として換算)
単価評価: ¥250/1,000kn
販売価格/¥89,250
※357,000kn×(¥250/1000kn)=¥89,250
単価評価:について
菱形の幾何学的形態をもつメダリオン文をフィールドの中央縦軸に3基並べた…ポールメダリオン様式の素朴なデザインの絨毯、
菱形メダリオンを取り巻く鉤型のモティーフは、部族民の間でよく用いられているモティーフのひとつで…イランでは水・雨と深い関連をもつとされる鳥頭、トルコではサソリあるいはドラゴンなどと呼ばれ、魔除けのシンボルとされている。
フィールド内に点在する様式化された羊の角や生命の木など、様々なモチーフも部族民絨毯によく見られる意匠で、それぞれ豊穣や長寿、再生、子孫繁栄、魔除けなどの意味をもつとされている。
サイズはペルシア語で、ザロニームと呼ばれる1畳小の140x105㎝で、織り密度は1㎝角に約25kn(ノット)。ペルシア絨毯のクオリティー指標で表記すると35RAJ(ラジ)相当の中位上レベルの絨毯に位置付けられる。
縦糸には綿、パイルには良質のウールが用いられ、手織り特有の歪みが見られるものの不整形な文様や色斑などは見当たらず、しっかりとした仕上がりとなっている。
単純な文様とわずかな色使い、稚拙さの中から醸し出される手作り感が、人間的な温かみを感じさせる絨毯である。
制作年代は2000年頃とされているが、保存状態は良好で経年劣化も見受けられない。
数寄の絨毯9066A|ケルマンシャー幾何文様絨毯:140x102㎝
ペルシア語でザロニームと呼ばれる1畳サイズの絨毯で、2人掛け、3人掛けの
ソファー前の中敷などにご使用いただけます。
商品解説
ケルマーンシャーの絨毯情報
テヘランから西へ525km。イラクとの国境に近くに位置する商業都市ケルマーンシャーはハマダーンからバグダードへ向かう、かつての「王の道」の途上にあり、古くから交通の要衝の地として栄えたところで、人口はおよそ80万人。今日、ケルマーンシャーの名で売られている絨毯の大半は、この地に数多く居住するクルドあるいはロル(ロリー)と呼ばれる部族民によって手織りされたものか、この街の周辺の村や町で織られたものといわれる。
デザイン・パターンは実に様々で、山間部のクルド系遊牧民や村や町に定住した部族民の間では、部族の伝統的なモチーフ/幾何文様を主体とした素朴で色彩豊かな絨毯がつくられ、町の工房では、ファラーハーンに類似した花文絨毯やメダリオン、反復文の絨毯などが製作されている。カラー(フィールドの地色)は、赤銅色を中心に、濃青色、モス・ブラウンなどが多く見られ、パイルには良質のウールが用いられ、地組織には、街の工房絨毯では綿が、クルドやロルの絨毯ではウールと綿が混在して使用されている。織り密度は、遊牧民や部族民の絨毯では粗いものから中位のものまで、10㎝角に500-2,500kn、街の工房絨毯では10㎝角に3,500knまでの絨毯が見られる。
