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PERSIAN CARPET
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ペルシア絨毯情報
ペルシャ絨毯の主要産地と沿革
北東ペルシャの絨毯
◆マシュハド (マシャッド) MASHHAD
北東ペルシア、ラザヴィー・ホラーサーン州の州都マシュハドは、イラン第2の都市で、9世紀にイマーム・レザー廟が建立されて以来のシーア派十二イマーム派の巡礼地である。祭礼時には、イラン全土はもとより、パキスタン、アフガニスタン、アゼルバイジャンなどから多くの巡礼者が訪れる国際都市に変貌する。20世紀半ばまで、イラン屈指の絨毯産地であったが、近年その全体的な水準は少し低下しているのが現状である。しかし、昔ながらの確かな作品も一部でつくられている。意匠は、ペルシア・デザインのみならず、カフカースのデザインを採用することもある。また近年ではカーシャーンのアフシャーン絨毯に類似した商品も数多くつくられている。伝統的にマシュハド近辺の絨毯は、ジョフティー結びが用いられることも多く、これはペルシア結びだが、タブリーズから導入されたトルコ結びも共存する。また、マシュハド独特の織りとして、10-20cmごとに太いケーブル緯糸を使用するなどの特徴がみられる。またマシュハドは周辺地域の絨毯集積地となっているため、トルクメンやバルーチなどの部族民絨毯もマシュハド絨毯として流通することもある。
◆グーチャーン(グーチャン) Quchan/Ghouchan
北東ペルシア、マシュハドの西北山間部にあるコルド(クルド)族の町で、もともとアナトリアからカフカースにかけて居住していた彼らの祖先が、オスマン・トルコによって追われ、カスピ海南岸へ移り住んだところ、サファヴィー朝シャー・アッバースのウズベク人対策の戦力として、この地方へと再び移動させられたといわれている。グーチャーンの絨毯は、良質のウールと素朴な味わいで人気があり、デザインはカフカース風や西のコルド風のものが中心となっているが、周辺のトルクメンやバルーチの影響を受けた意匠のものも見受けられる。
◆ビールジャンド Birjand
南ホラーサーン州の州都ビールジャンドは、アフガニスタン国境に近い東ホラーサーン、マシュハドとザーヘダーンを結ぶキャラヴァン・ルートの途中にある小さな都市だが、空港をもっている。20世紀初めには工場生産も行われるようになった。南ホラーサーン州の北部一帯の山岳部は、ガーエナートと呼ばれ、ドロフシュやムードなどの産地もある。東ペルシアでは普通だが、4本のたて糸に跨って結びがつくられるジョフティー結びが主流である。
◆ドロフシュ(ドロクシュ) Dorokhsh
マシュハドの南、ビールジャンドに近い小さな町、ドロフシュの絨毯はマシュハドの影響を強く受けている。かつては小さな花文の反復柄の精緻な絨毯がつくられていた。多くの点でムードの絨毯とも良く似ている。
◆ムード Mud
ビールジャンドの南にある小さな町である。メダリオン文様やマーヒー・デザインの絨毯がつくられている。
北東ペルシアの主要な絨毯産地とその沿革


商品名/バルーチ・幾何連続文様絨毯
生産地/イラン・ホーラサン地方
製作年代/近作(経年0〜10年/未使用品)
サイズ/105x70㎝
パイル/ウール
縦糸/ウール
織り密度/1㎝角に4×5=20ノット
(計算上の総ノット数147,000kn)