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ペルシア絨毯情報

PERSIAN CARPET

花弁のパターンを中心に広がる大きなメダリオンが​フィールドの中央に一基置かれ、その上下にサルトランジが設けられ、四隅には、メダリオンの類似デザインが四半分の割合で配されている。オーソドックなタブリーズ産のメダリオン・コーナー・デザインの絨毯で、ペルシア語ではラチャック・トランジと呼ばれる。因みにラチャックとは、頭に巻く三角布またはスカーフのことで、英語ではスパンドレル(三角間、アーチの残余部)と呼ばれる。また、トランジとはシトロン(枸櫞くえん)のことで柑橘系レモンの仲間で、そのレモンのような形象が語源となっている。

このデザインの由来は、ゴルアーン(コーラン)の表紙の装丁にあるといわれ、ペルシア絨毯の代表的意匠のひとつなっている。

この絨毯の制作地とされるタブリースでは、絨毯づくりは、主として工場(工房)で行われており、織り手も、宗教的制約や時間的拘束が少ない男性が主体となっている。織りにはゴラーブと呼ばれるナイフの先が鉤針となったものを用い、いかつい指の男性でも手早くパイル糸が通せる工夫も凝らされている。本作も、そうした男性の職人たちの手によって制作された一枚と見受けられる。サイズは199×151㎝。織り密度は1㎝角に5×5=25kn(ノット)。ペルシア絨毯の一般的クオリティー指標であらわすと35RAJ相当で、タブリーズ産の絨毯としてはやや粗めだが、文様は正確に織り込まれており、この地における絨毯づくり、その制作技術の高さを示している。制作年代は1990年代初頭とされているが、保存状態は良好で、経年劣化も見られない。

寄の絨毯33272/ペルシア

タブリーズ・メダリオンコーナー文様絨毯

約199x151㎝

¥292,000(税別)​

​商品登録情報

タブリーズ・メダリオン・コーナー文様絨毯:199x151㎝

ペルシア語でドザールと呼ばれる中振りサイズの絨毯で、2人掛け、3人掛けのソファー前の

中敷などにご使用いただけます。

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商品名/タブリーズ・メダリオンコーナー文様様絨毯

品番/数寄の絨毯33272-94

生産地/イラン・タブリーズ

製作年代/1990年代(経年20〜30年/未使用品)

サイズ/199x151㎝ 

パイル/ウール 

縦糸/綿

織り密度/1㎝角に5×5=25kn(ノット) 

計算上の総ノット数/751,225kn

※knとはknot(ノット=結び)の略

 

手織り工程における所要製作時間/約751時間

(熟練工/織り手のスピード1,000kn/時として換算)

※751,225kn÷1,000kn=751時間

手織り工程における所要製作日数:約94日

※751÷8=93.875(1日8時間労働として換算)

①基準単価:¥250/1,000kn

​②百分率評価:156% 

単価評価:(①×​②)/1,000kn=¥390

販売価格:¥292,000

※751,225kn×制作単価評価(¥390/1,000kn)=¥292,978

※751時間×(¥390/時)=¥292,890

①基準単価とは

作品価値の根拠(質と価格の関係)となるものを明確して、ご提案させていただくために、制作原価の約70%を占めるといわれる…織り職人の労働単価を基準ベースとして、本サイトが独自に算出させていただいた1,000kn(ノット)あたりの…ペルシア絨毯標準的評価額

​②百分率評価とは、

ペルシア絨毯の標準的評価(①基準単価)と対象作品の現地評価、その差異を指数で表したもの。

単価評価

対象作品(絨毯)の1,000knあたりの評価額。

<詳しくはコチラから>

​商品解説

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タブリーズ絨毯について

数寄の絨毯33272/タブリーズ メダリオン・コーナー文様絨毯

北西ペルシア、東アーザルバーイジャーン州の州都タブリーズは、古くから東西交通の要衝の地であり、その歴史はサーサーン朝時代からはじまり、3世紀にはアゼルバイジャン、14世紀にはイル・ハーン国の首都となり、また、サファヴィー朝の創始者シャー・イスマーイール(1501-1524)が帝国の拠点として、この地に初期の都を置いたことでも知られている。19世紀にはイラン商業の中心都市として、イラン近代化の一翼を担い、ペルシア絨毯の復興劇にも大きな役割を果たしてきた。とくに、タブリーズのバザール商人たちの活躍ぶりは目覚ましく、周辺地区はむろんのこと、マシュハドやケルマーンまで、生産ネットワークを築きあげ、19世紀末から急激に拡大していった…ヨーロッバからの旺盛な絨毯需要に対応していったとされている。結果、タブリーズの絨毯は、規格、意匠ともヨーロッパ市場を見すえたものとなり、ペルシアの伝統的モティーフだけでなく、ヨーロッバ調の装飾様式を取り入れたものや、ピクトリアと呼ばれる写実的な絵画調の絨毯まで、俗にヨーロッパ好みといわれる絨毯が、数多く制作されるようになったといわれる。

今日、典型的なタブリーズとして、よく知られているフラワーと呼ばれるパロック調のメダリオン柄や、マーヒーと呼ばれるヘラーティー・パターンの細かなモティーフで構成されたメダリオン柄の意匠は、こうした歴史的過程の中から、誕生したデザインの絨毯で、そのいずれもヨーロッパ人好みとされている。もちろん、これ以外にも様々なタイプのピクトリア絨毯や、本作のような伝統柄の絨毯、さらには他産地のデザインの絨毯も見かけることもあり、タブリースのデザイン・レパートリーは非常に広く、バラエティ豊かなものとなっている。地組織には通常、縦糸には綿、緯糸には綿やウールが用いられ、パイルには良質のウール、部分的に絹が用いられている、織りはトルコ結びが主流で、ゴラーブと呼ばれるナイフの先が鉤針となったものを用い、男性の織り職人によって、その多くが制作されている。サイズは幅広いバリエーションのものが作られており、12㎡、それ以上の大きなサイズの絨毯も制作されている。品質は​多少バラつきがあるものの、ペルシア絨毯の中でも最良のものに属し、丈夫で装飾性にも富む。よいものだと、とくにオールドやアンティークのものには高い資産価値があるとされる。

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