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PERSIAN CARPET

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ペルシア絨毯情報

ビトゲネ絨毯​について

◆ビトゲネ絨毯について

ハマダーンを中心とする西ペルシア一帯は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、急激に拡大した欧米の絨毯需要に対応するために、重要な役割を果たした地域で、また、良質な絨毯の生産地としても知られています。

 

ザンジャーン(ザンジャン)州の州都ザンジャーン市の西50㎞に位置するビドゲネも、良質な絨毯を生産する産地のひとつとされていますが、取引上は、ハマダーン・グループに含められ、ハマダーン産や近隣の大きな絨毯産地ザンジャーン(ザンジャン)産として取り扱われることも多いとされます。

 

デザインは、同じく近隣の絨毯産地で、欧米の絨毯愛好家から高い評価を受けている…ペンダント(サルトランジ)、あるいは吊りランプ(ゲンティール)を伴ったビージャール産のメダリオンタイプの絨毯に類似したものが多く、他にハーッジ・ハーノミと呼ばれるフィールド下部がW型となったデザインのものや、ポールメタリオンと呼ばれる複数のメダリオン(トランジ)を直列に配置したものなどがよく見受けられます。

 

フィールド内に用いられるモティーフとしては、山羊の頭、魚や鳥などが多く見られ、ボーダー部分には、その形が亀の甲羅に似ているところから名付けられたというタートル・ボーダーやリンゴの花などがよく用いられているといった特徴があるとされます。色合いは落ち着いた濃い赤色、ワインレッドの物がよく見られ、織り密度は、1,600-3,600kn/dm2。ザンジャーン(州内ではトップクラスの良質な絨毯とされています。

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