PERSIAN CARPET

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ペルシア絨毯情報

 
 
 
 
 
 
 

染料も様々な分類がなされる。大きくは天然染料Natural dyeと合成染料Synthetic dyeに二分できる。合成染料は染色という目的で開発されているので、染色工程もそう複雑ではないが、天然染料による染色は昔からの経験則や職人の技術に頼る部分が多く、概して手間がかかる。ペルシア絨毯の場合、安価で使いやすいが、あまり質の良くなかった開発当初の合成染料の悪しき洗礼を受けたため、天然染料の使用に逆戻りした経緯はあるが、時代の流れとしてナチュラル・ダイ嗜好、ヴェジタブル・ダイ志向があり、供給側もそれを謳い文句にしているようである。一般的に合成染料は単一色素を染着させるのに対し、天然染料は、数種の色素やその誘導体を含み、色相が複雑になり、染まりにくさが柔らかい色調になり、自然な風合いが出るという利点がある。この項では、近年なにかと話題に上る天然染料について解説していく。

2.天然染料の染色

 

天然染料には植物染料と僅かだが動物染料、鉱物染料がある。また植物染料は1つの色相のみ発色する単色性染料と各種金属塩と結合して様々な色相を呈する多色性染料に分けることができる。単色性染料は、藍に代表される建染染料や直接染料などで数例しかなく、殆どが多色性染料で、これはすべて媒染染料である。イランでは約120種類の染料植物が確認されている。植物染料による染色は、日本では「草木染め」とも呼ばれる。

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ペルシア絨毯の染色

Page Contents

1. 天然染料と合成染料

◆木犀草/モクセイソウ Dyer’s Weed/ Dyer's rocket/Weld

 エスパラク 学名 Reseda luteola L.

◆直接染料 Direct dye

浸染のみで染色するが、染色堅牢度はあまり高くないものが多い。サフラン、ベニバナやクチナシなどがこれに該当する。

◆建染染料  Vat dye

この染色は「藍染め」のみで、植物としては大青(ウォードWoad)やインド藍(木藍)、日本のタデ藍などがある。この染色の原理は、水に不溶性で繊維に対して親和性をもたない色素であるインディゴを、一旦ハイドロサルファイトなどの還元剤でアルカリ性環境において還元して、ロイコ化合物と呼ばれる水に可溶性で繊維に対して親和性をもつ物質にし、繊維に吸着させた後、空気中で酸化させ、もとの不溶性の色素に戻す(発色させる)という方法である。

◆媒染染料 Mordant dye

ほとんどの天然染料はこの媒染染料である。通常なら染着しにくい染料を媒染剤の助けをかりて染色するのであるが、色の発色の手助けもしてくれるのが、媒染という手法である。これは媒染剤の金属イオンが呈する色であったり、より鮮明に発色させたりする作用による。媒染には、先媒染・中媒染・後媒染の3種類があり、先媒染とは、まず糸に媒染剤を働かせ、その後、浸染するもので、染料が染まりやすくするための素地づくりをするタイプ。中媒染は、媒染剤と染料を同時に投入して処理するタイプ。そして後媒染は、先に染料で浸染し、後から媒染剤で発色を促すタイプである。順序が問題とならない場合もあるし、先媒染しないと染まらない場合もある。

◆媒染剤 Mordant ザナンデ

媒染剤としてもっともポピュラーなものは、明礬(みょうばんalum ザージュ)である。明礬という言葉は、硫酸アルミニウムに代表される硫酸金属塩とアルカリ金属、アンモニウムなどの硫酸塩との複塩の総称で、化学式ではMⅠMⅢ(SO4)2・12H2Oであらわされる。ここで、MⅠはアルカリ金属やアンモニウム・イオンで、MⅢはアルミニウム、鉄、クロムなどの金属イオンである。一般的にはカリ明礬といわれる硫酸アルミニウム・カリウムに代表される。これを焼いた無水明礬は焼き明礬と呼ばれ、ほかのクロム明礬、鉄明礬、アンモニウム明礬なども媒染剤として用いられる。これらのアルミニウム、鉄、クロムなどの3価のイオンがポリフェノールやアントラキノン系などの色素とキレート化合物をつくることを利用したものである。金属イオンによる媒染剤としては、このほか、アルミニウムイオンとしては硫酸アルミニウム、鉄イオン化合物としては硫酸鉄(Ⅲ)や塩化鉄(Ⅲ)、銅イオンとしては硫酸銅(胆礬)、スズイオンとしては塩化スズ(Ⅳ)、クロムイオンとしては重クロム酸カリウムなどが用いられる。日本でも昔は椿の灰汁を媒染剤として用いたが、微量のアルミニウムイオンを含んでいる。これらの金属イオンの染料成分に対する親和性は、スズ(Ⅳ)>鉄(Ⅲ)>アルミニウム(Ⅲ)〜銅(Ⅱ)となっている。だからアルミニウム明礬を使った染色で鉄分が入り込むと、濃く濁ったような仕上がりとなってしまう。

このほか、染料とも重複するが、タンニンも媒染剤としての役割を果たす。タンニンは英語のtan, tanning(皮をなめす、日焼けする、褐色になる)と同じ由来の言葉でタンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称であり、植物によって生成される。没食子や五倍子など虫コブから得ることができるタンニンは定着剤として、媒染剤とともに染色によく利用されてきた。

イランでは乾燥させたヨーグルト(ドゥーグ)なども媒染剤の一種と考えられており、西洋茜を用いた染色から得られる鮮やかな赤はドゥーギーと呼ばれている。このように染色材料の一部として組み込まれる媒染剤を含め、染色の手助けをする助剤は数多くある。生乳や石灰、レモン汁や卵白など、さまざまな経験則から編み出された物質が利用される。合成染料においても、促染剤、均染剤、分散剤、浸染剤、フィックス剤など数多くの助剤が開発されている。

3.染色の手順

イランにおける染め職人はラングラズと呼ばれる。染め工場は、川の近くや用水路の近辺に設置され、染色用の大釜が並んで据え付けられている。イランでは、染色前に羊毛繊維の脂肪質を取り除くため、炭酸カリウムのぬるま湯溶液で綛状の糸を濯ぎ、水洗する。合成染料の場合は、この後、含金染料や酸性染料などの溶液にいれ、加温し染め上げる。天然染料の場合、媒染処理が、まずなされることが多い。容器に媒染剤を溶かし、約1時間煮沸あるいは温液に漬け込んでおく。

金属イオンを含む媒染剤のほか、タンニンを含む染料を下染媒染剤として用いることもある。媒染処理を終えた糸は、天然染料の抽出液で染め上げられ、丈夫な竿に掛けられ、日光に当てて乾燥される。

4.赤の染料

色の3原色は、赤・青・黄である。話を簡単にすれば、この3色の濃淡の組み合わせですべての色は可視的に表現できる。何故か染色においてもこの3色は色素の目安ともなっている。まず、絨毯でも主役といってもいい、赤の染料について考察していく。赤の染料における色素はキノイド系が中心である。赤といっても黄に近い赤から深い赤までさまざまである。

①茜の赤

茜は人類が最も古くから利用してきた染色植物のひとつで、その歴史は新石器時代に遡る。最古のシュメール文書や聖書にもその記述があり、紀元前14世紀ツタンカーメン王のミイラにまかれていた布や紀元前4世紀スキタイの墓で発見された布にもアカネの色素が検出されている。茜は赤根に由来し、この根を食した動物は乳や骨まで赤く染まるという、強い色素をもつ。イランで用いられてきたのは西洋茜だが、茜にも種類があり、色素や染色法も地域により異なる。媒染による染色で、主な色素はアリザリンやプルプリンなどアントラキノン系の色素であり、黄色色素も多く含む。

◆西洋茜 

Madder ルーナース 

学名 Rubia tinctorium L.

西洋茜は六葉茜(ムツバアカネ)とも呼ばれる高さ1-1.5mに達する多年草で、茎には小さな棘があり、披針(刃針)形の6枚葉を螺旋状(輪状)につける。イランで生育するこの植物の野生の品種は主にRubia peregrinaである。この植物はアーザルバーイジャーン、マーザンダラーン、ケルマーン、そして中央ペルシア各地で栽培されており自然な赤色を生み出す。この植物の根は砂地の地下1-2m前後の深さにまで生育し、晩秋に根が採取され、乾燥されて染料に使用される。色素にアリザリンをもつのは、この西洋茜のみである。このアリザリンalizalrnは、アラビア語の「その汁」(al asarah)と呼ばれていたことから命名されている。

*インド茜 

学名 Rubia cordifolia L. munjista

インド茜は4枚の葉が輪生し、根は節をもつが、表面は滑らかで、真ん中に小さな穴が通っている。西洋茜と染法は同じだが、色素としてはプルプリンによる赤で、根のみならず茎に色素を多くもつ。インド更紗の赤に用いられるが、木綿の染色には、水牛の乳でアニマル化、ミロバランなどでタンニンの下染めをするなど前処理をした後、染色することになる。

*日本茜 学名 Rubia argyi, Rubia akane Nakai

日本茜は東洋茜とも呼ばれ、ハート形の葉が4枚輪生するので、四葉茜とも呼ばれる。『延喜式』にも記載される染料だが、染色には極めて技術を要する。黄色色素が多いため、なかなか赤く染まらない。配糖体で存在する色素があるため、加水分解してプルプリンを得、米糠などで黄色色素を吸着させるなどの工程を必要とする。

②貝殻虫の赤

天然染料の中で、ヴェジタブル・ダイではない動物性染料がこの貝殻虫による染色である。昆虫であるカイガラムシの雌からは、深みのある赤が得られるが、これらは、コチニール、ケルメス、ラックなど、異なった名の染料で、時代や地域を隔て、利用されてきた。貝殻虫の雌の成虫は、樹木など植物に寄生し、樹液などを養分として生息するが、外側は貝殻のようなワックス成分で水をはじき、太陽の紫外線を内部の赤味がかった層で防いでいる。この防御層の色素が染料となる。強烈な赤のカルミン酸などキノン系色素を含む。このカイガラムシ上科は、カメムシ目ヨコバイ亜目の虫で、学者の間でも意見が異なり、その分類や名称でも混乱されてきた経緯がある。

◆コチニール 

Cochineal  ゲルメズ・ダーネ 

学名 Dactylopius coccus  

古くはCoccus cactiとされてきた

中南米に産するウチワサボテン(ノパールサボテンnopal cactus)に寄生する臙脂虫(カイガラムシ)の一種で、コチニールカイガラムシ科(Dactylopiidae Family)に属する。雌は直径1cmほどの甲虫で、雄は羽をもつ。天然の赤の色素を生みだす、この昆虫の存在は、かなり昔から知られていた。ペルーでは紀元前700年頃から使用されており、1520年頃からヨーロッパへ舶載されるようになり、ヴェネチア経由で中近東、極東へも輸出されていた。17世紀には世界的にこのコチニールが主流となり、ラックやケルメスなどの同系統の染料はあまり使われなくなった。カルミン酸の化合物である赤色物質はこの昆虫の雌の体から滲出する。アルメニアやポーランドのコチニールと区別するため、新大陸からもたらされたことからアメリカン・コチニールと呼ばれることもある。主色素はカルミン酸である。

*アルメニア・コチニール 

学名 Porphyrophoa hamelii 

アゼルバイジャン・コチニールまたアララット・コチニール、アルメニア・ケルメスと呼ばれることもあり、アルメニアンレッドと称されることもある。紀元前714年にアッシリアのサルゴン2世によって言及されている。直径1cm強、毛むくじゃらの虫で、カフカース、トルコに見られ、アシやイネ科の植物に寄生する。コチニールと呼ばれても、こちらはワタフキカイガラムシ科(Margarodidae Family)に属する。

*ポーランド・コチニール 

学名 Porphyrophora polonica

ーランド・ケルメスと呼ばれることもある。小さな虫で、アオバナツメクサの根に寄生する。バルト海南岸地域やウクライナで見られる。コチニールと呼ばれても、こちらはワタフキカイガラムシ科(Margarodidae Family)に属する。

*ケルメス  

学名 Kermococcus vermilis  

古くはCoccus ilicis

オリエンタルケルメスあるいはカーミンカイガラムシとも呼ばれる。このケルメスは樹上に棲み、地中海をはじめとして南カフカース、イランなどの樫(ケルメス樫Quercus coccifera コナラ属ブナ科)の茎や枝に寄生し、染料となる虫コブをつくる。他の貝殻虫同様に赤色染料として利用されてきた。ケルメス染料の利用は先史時代にまで遡るといわれ、世界最古のパズィルィク絨毯の赤もケルメス染料のものといわれている。こちらはタマカイガラムシ科(Kermidae Family)に属する。主色素はケルメス酸Kermesic acidなどのアントラキノン骨格をもつカルボン酸である。

*ラック 

学名 Kerria lacca (Lacca Indiana)  

古くはCoccus lacca

ラックカイガラムシ(紫鉚・シコウ)は主にインドでイヌナツメやアカシア、ベンガル菩提樹などの木の枝に寄生し、シェラックshellacという樹脂をつくるときの副産物として染料を得ることができる。温かみを感じさせる赤で、色の落ちにくい染料としてインドから輸入されていた。古くからペルシア絨毯にも用いられ、マムルーク絨毯の赤もラック染料と言われている。こちらはラックカイガラムシ科に属する。色素はラッカイン酸類Laccaic acidである。正倉院に残る「紫鉚」は医薬品として用いられたものと考えられている。

※赤にまつわる言葉

ここで貝殻虫の赤にまつわる言葉に注目してみる。ケルメスKermesという言葉は、ペルシア語のケルムkerm(虫、毛虫)あるいは同義のアラビア語キルミズqirmizからきており、これが英語のクリムソンcrimson(深紅色、臙脂色)やカーマインcarmine(洋紅色)に派生した。ペルシア語のゲルメズqermezは臙脂虫のことを指す。赤色を意味する古ペルシア語サキルラートsakirlatはラテン語でスカルラトゥムscarlatumとなり、英語のスカーレットscarlet(緋色)となった。現代ペルシア語ではサグラートsaqlaat(緋色、緋色の布)である。臙脂虫(カイガラムシ)に由来する言葉として、ラテン語のヴェルミスvermis(虫、寄生虫)、vermiculus(小さな虫、深紅色)が英語のヴァーミリオンvermillion(朱色)となっている。またラックはペルシア語ではラークlaakで、これは樹脂としての漆を指すとともにラーキーlaaki(深紅色)という代表的な赤の色調も表現している。ラッカーlacquerの語源でもある。いかに貝殻虫の赤が色の世界を席捲しているかが窺える。臙脂(えんじ)の語源も遡れば染料に行きつく。原産地がエジプトとされるベニバナは、紀元前200-300年には匈奴が愛用する染料となり、前漢の武帝は匈奴の領地であった「燕支山」を奪取し、その紅の産地にあやかり中国では美しい赤を燕支(えんじ)と呼んだという。その後、明代に伝わった、より鮮やかなラックの色を「臙脂」と置き換え、それが日本にも伝わり、臙脂色や臙脂虫の語彙ともなった。

③その他の赤

茜とコチニールが赤色染料の代表格だが、それ以外にも赤の植物染料は存在する。

◆紅花 

Safflower ゴルラング 

学名 Carthamus tinctorius L.

イランではゴルラング(染料の花)として広く親しまれている。キク科ベニバナ属の植物で1mほどの丈に成長し、その葉は光沢があり棘を持つ。この花の染色成分はフラボノイド系の淡黄色色素カルタミンで、この染料で糸を染め酸化すると赤変する(キノン構造のカルタモンとなる)。イランの染め職人は、絹糸を金色のような赤に染めるため、この植物の花弁を用いるといわれている。

*ソコトラ龍血樹 

Dragon('s blood) treeフーネ・スィヤーヴォシャーン 

学名 Dracaena cinnabari

キジカクシ科リュウケツジュ(ドラセナ)属の熱帯植物「龍血樹」の幹からとれる樹脂で「麒麟血」の異名をもつ。赤から橙色を呈する染料で、タンザニアのザンジバル島からインドを経由して輸入されていた。

*指甲花(ヘンナ) 

Henna' ヘンナーア 

学名 Lawsonia inermis L.

ミソハギ科植物ヘンナの葉はオレンジを呈する。また条件によって緑がかった黒にもなる。ナフトキノン系のラウソンという色素を含み、卵白などを助剤として染めるが、ヘンナは手や足に魔除けのように文様を描いたり、髪の毛を染めるのにも用いられてきた。

*カマラ 

Kamala ガンビーレ 

学名 Mallotus philipinensis

トウダイグサ科アカメガシワ属のクスノハガシワという植物の果実の表皮に生じた腺毛および束毛から得られる染料で、染毛剤や駆虫剤としても使われる。赤から橙色を呈し、絹の染色によく用いられる。

 

3. 青の染料

青の染料は、ほとんどが藍によるもので、藍とはアブラナ科、タデ科、キツネノマゴ科などのインディカンを含む植物を指す。インディカンとはインディゴの前駆体で、水溶性の無色の物質である。インディカンを含む染料植物は何種類かあるが、現在では使い勝手のよい製藍された沈殿藍の使用が主流となっている。この沈殿藍も少量の不純物を含有しており、合成染料のインディゴは、これらと区別するためインディゴピュアと呼ばれることが多い。

①インディゴの青

青色染料は日本の藍染めもそうだが、染色には非常に手間がかかる。藍植物は通常、開花前が最もインディカンの含有量が多くなる。そのため蕾ができる頃が採取時となる。採取された植物はすぐに処理される。あとの工程は、製藍→藍建て→染色となる。製藍とは、インディカンからインディゴを取り出す工程である。インディカンはインドキシルの配糖体で、発酵などによる加水分解でグルコースとインドキシルに分け、このインドキシルを酸化させることにより、不溶性のインディゴを生成する。これが藍玉や藍錠、沈殿藍、泥藍などの形態をとった、製藍によって得られるインディゴである。このインディゴを発酵あるいは薬品(ハイドロサルファイト)による還元作用で、ロイコ体のインディゴにして可溶性にすることが藍建てである。この染色溶液に綛糸を入れ、一旦染着させてから空気中で酸化、発色させて不溶性のインディゴに戻し、青色の染色が完了する。

◆木藍 

Indigo ニール 

学名 Indigofera tinctoria

タイワンコマツナギとも呼ばれる。インド、スリランカ、マレーシア、中国、台湾に産する低木で、萩に似た小さな淡紅色の蝶形花を葉腋につける。マメ科コマツナギ属の植物で、木藍という表現も蓼藍などの藍草に対する藍の木という表現で正確なものではない。本来この植物はインドで発見されたもので、世界的に古くから知られていた。インドから入ったこの染料はサンスクリット語でニーラと呼ばれ、エジプトでは紀元前2500年頃から知られており、メソポタミアには紀元前7世紀に、パレスティナには紀元前2世紀に伝えられた。インディゴとは本来「インドからきたもの」という意味である。青や緑の色彩を得るためイランではフーゼスターンや南部地域で栽培されていたが、インディゴの輸入とともにその栽培は激減している。藍植物の葉を擦りつぶして水に浸し約12時間発酵させてから、藍建て、染色工程に入る。

◆細葉大青 

Dyer's woad

学名 Isatis tinctoria

アブラナ科のホソバタイセイは2年生の植物で、1年目は座葉のみを形成し、2年目に高さ約1メートルに生育する。茎のまわりに矢状の葉がつき、その色は青みがかった緑である。ヨーロッパでは古くより藍染料として栽培され、ウォードの名で知られる。我が国にもアイヌが藍染めに利用していた同種のエゾタイセイ(浜大青)がある。アナトリアでは熱帯性の木藍が栽培できないため、数百年前までは、この大青が亜種も含めて栽培されていた。セルジューク・トルコ時代の古い絨毯の青色にも使用されたと考えられている。しかし、同時代にはすでにインドから木藍を製藍した「沈殿藍」も輸入されていた。ホソバタイセイの染色は、複雑な工程(植物を繊維発酵させた後、アルカリ性溶液の中で藍成分・インディカンを溶解)を経た染液をつくり、染色、酸化発色させて青色を得る。

*インド藍 

Anil  

学名 Indigofera suffruticosa

ナンバンコマツナギ、大青、南蛮藍、アメリカ木藍とも呼ばれる。インド藍という名称も現在の流通名称で正確ではない。西インド諸島、中央・南アメリカの熱帯・亜熱帯地域に産し、タイワンコマツナギの近縁種である。ティンクトリア種と区別するためアニル種と呼ばれることもある。インディゴの含有量が多いため、今ではインディゴ植物の主流となっている。

*タデ藍 

学名 Polygonum tinctorium

Persicaria tinctoria (Aiton) Spach

タデ科イヌタデ属の一年生植物で、単に藍とも呼ばれる日本の藍である。外形はイヌタデによく似ているが、アイは葉を傷つけると傷口が藍色になる。茎は高さ60?90cmになり、枝分かれする。葉は幅の広い被針形をしている。6世紀頃中国から伝わり、奈良時代から伝統的な藍染めが行われている。生葉染め、乾燥葉染め、?(すくも)染めなどの手法がある。?染めは、藍の葉を室の中で発酵させ、?(すくも)をつくり、これを搗き固めて藍玉にし、これを染色に用いる。

*琉球藍 

学名 Strobilanthes cusia

沖縄で栽培されるキツネノマゴ科イセハナビ属の低木状の多年草植物で、高さ50〜80センチ、葉は卵形で先がとがり、対生。夏、淡紅紫色の唇形の花を穂状につける。夏から秋に茎・葉を刈り取り、藍色の染料とする。?(すくも)はつくらず、インド藍と同じように沈殿法を採用し、乾燥はせずに泥藍をつくり、これを染色に用いる。

② その他の青

クロウメモドキ科クロウメモドキ属のシーボルトノキ(Persian berry学名 Rhamnus utilis)は通称「中国緑」と呼ばれ、鮮やかな緑色を呈する。トウダイグサ科の植物の葉から抽出される青紫色の染料バルゲ・ギータラーン(学名 Croton tinctoria)などがあり、尿で媒染すると鮮やかなトルコ石ブルーになるという。あと緑系の色としては黄色染料と硫酸銅による媒染や、黄色染料と藍染料の重ね染めで染色できる。

 

4. 黄の染料

地球上に存在するほとんどの植物は、ものを黄色く染める色素を持っている。これはポリフェノールで、植物はさまざまなポリフェノールを生産する。ポリフェノールとは芳香族の有機化合物でヒドロキシ基(-OH)を2つ以上もつものを指し、フラボノイドやタンニン、カロテノイドなどが該当する。黄の染料といっても、発色の幅は大きく、条件によりオレンジから褐色、灰色にいたるまで、さまざまな色を呈する。

① フラボノイドの黄

黄の染料は数多くあるが、最もよく用いられるのがレセダ植物(木犀草)である。中東各地にはこのモクセイソウ科の植物はおよそ60種類も自生しており、明礬(Al)を媒染剤として鮮やかな黄色を得ることができる。モクセイソウのルテオリンやタマネギのケルセチン、ベニバナのカルタミンなどが挙げられる。ベニバナは赤の染料で説明したが、こちらのグループに入れられることもある。

◆モクセイソウ 

Dyer’s Weed/ Dyer's rocket/Weldエスパラク 

学名 Reseda luteola L.

栽培種のホザキモクセイソウがこれと同種の植物である。モクセイソウ科レセダ(Reseda)属の二年生植物で、イランでは野生に有り余るほど自生しており染料植物として広く利用されてきた。すべての部位からフラボノイド系のルテオリンなど黄色の色素を産し、根や茎の上部、とくに花がよい色を呈するといわれる。継続して光に曝されても、長年にわたり色褪せない黄色を提供する染料として染め職人が好んで用いる。藍とともに用い、緑色を染めだすのに欠かせない色素である。ローマ時代からすでに染料として用いられ、16世紀ロットー絨毯の黄色からはルテオリンの色素が検出され、おそらくモクセイソウが用いられたと考えられている。

◆飛燕草 

Larkspur ザバーン・ダル・ガファー 

学名 Delphinium zalil

キンポウゲ科ヒエンソウ属のヒエンソウの花から抽出される色素はケルセチンで、媒染剤に明礬(Al)を使用して鮮やかな黄色を得ることが出来る。この植物もホラーサーン地方に群生する雑草である。

◆カミツレ 

chamomile/chamomile バーブーネ 

学名 Anthemis chia

キク科カミツレモドキ属の野生のカミツレで、通常のカミツレとは属が異なる。カミツレは世界各地で栽培され、和名はオランダ語のカミルレに由来するが、近年、英名カモミールが一般に使われている。この1年生の野生のカミツレは、コウヤカミツレに似た形状をしているが、花盤や芳香等が異なる。主成分アピゲニンは、主に花の部分に含まれ、媒染剤に明礬(Al)を使用して鮮やかな黄色を得る。

◆クロウメモドキ 

Buckthorn フーラーン 

学名 Rhmnus infectorius

クロウメモドキ科クロウメモドキ属の未熟の乾燥された果実からは、オレンジに近い強烈な黄が得られる。色素はフラボノールのラムネチンで、煎じることにより抽出される。明礬媒染で黄色、錫媒染でオレンジを呈し、色落ちしにくい。

◆玉葱 

Onion ピヤーズ 

学名 Allium cepa L.

ユリ科ネギ属の玉葱の皮も黄色色素のケルセチンを含み染料となる。媒染剤や条件により、黄や茶、オレンジ、ピンク系の色に染まる。

◆ 葡萄

Vine アングール、モウ 

学名 Vitis spp.

葡萄の葉は、亜鉛メッキされた鉄に触れるとオリーブ・グリーンに、アルカリ塩で処理するとほとんどオレンジに近い色を呈する。秋に黄ばんだ葡萄の葉から抽出される(アントシアニン)。葉は天日で乾燥され、4-6時間煮染めした後、明礬で媒染する。この色落ちしにくい色は、バルゲ・モウ(葡萄の葉)として知られる。

② タンニンの黄

ポリフェノールであるタンニンは化学構造的な分類というよりは、化学的な性質でグループ化した便宜的な分類である。タンニンは、染料よりも収斂剤や媒染剤としての役割を果たすことも多い。ここではイランで古くから用いられている黄色の染料としてのタンニンを取り上げる。

◆ソマック 

Venetian sumach/ Tanner’s sumachソマーグ 

学名 Rhus coriaria

黄ハゼ、スーマクノキとも呼ばれるウルシ科の潅木で、地域により高さ5メートルまで伸びることがある。円錐花序の上に密生して咲く小型の花に小さな濃い赤色の実がなる。主に染色・皮なめしに使用されてきた。また、紅い実は肉料理のスパイスとして用いられ、酸味のあるこの実の粉末は、今日でもチェロ・キャバーブの薬味に使用されている。この葉には15-30%のタンニンが含まれており、媒染剤の明礬(Al)で淡黄から薄茶、鉄クズ(Fe)で灰色が得られる。

◆ザクロ 

Pomegranate アナール

イラン原産で、今日では世界のいたる所で見かける。とくにアジア内陸部では欠かすことのできない植物として広く栽培されている。この果皮は染料に用いられ、灰や褐色を呈する。タンニンを多く含み、その含有量は40%にも達す。

③ その他の黄

フラボノイド、タンニン以外のポリフェノール黄色染料である。

ウコン 

Turmeric ザルドチューベ 

学名 Curcuma longa L.

ウコンは別名インドサフランとも呼ばれ、高価なサフランの代用品としても扱われた。ターメリックは通常、ショウガ科ウコン属のウコンの根茎から採取される。色素はクルクミンでフラボノイドに含められることもある。料理にもよく用いられ、イランでは多く産する。ターメリックは染め工程で異なった媒染剤とともに用いて、茶、暗灰色、緑がかった黄色、オレンジなどのさまざまな調子の色を呈する。

*サフラン 

Saffron ザアファラーン 

学名 Crocus sativus (stigmas)

アヤメ科サフラン属の植物で、イラン、ホラーサーン州のガーイナートやビールジャンドで栽培されている。ブイヤベースには欠かせない香辛料として知られるように、香と風味に高い価値を有し、イランの特産品ともなっている。世界的な需要のため価格が急騰したため、染料としてはもはや使われることはなくなった。色素はクロシンでカロテノイド系のポリフェノールである。

 

5.褐色〜黒の染料

褐色系の染料としては、タンニンを含むものが中心となっている

① 虫コブのタンニン

虫コブ(虫瘤/虫?ちゅうえい)は、植物と動物の中間的な存在として認識されていた。一般的には虫が植物に卵を産み付け、その穴から樹液が滲出し、コブ状に乾燥して、幼虫はそこを住居・食料貯蔵庫とし、一方植物はそれを排除するためにタンニンを生成する。虫コブは夏が終わる前、幼虫がまだ中にいるときに採取される。このとき最もタンニン量が増加するのである。虫コブ(ゴール gall)は、紀元1世紀にはすでに死海周辺でヘブライ人によって布の染色に用いられていたという。タンニンを得るための虫コブは中東全域と地中海沿岸諸国で採取される。

◆没食子 

Gall-nut/Turkish tannin マーズー 

学名 Quercus infectoria

虫コブの代表格で、無食子(むしょくし)ともいう。正倉院の『種々薬帳』にも記載され、中東からもたらされたと思われる無食子現品も遺されている。没食子は(もっしょくし)と読むのが一般的で、化学用語としては(ぼっしょくし)と読まれる。ブナ科コナラ属の稚枝にタマバチ(Cynipidae)が卵を産み付け、虫コブに発達した直径2-3cmの果実のような球形状の没食子を採取し、乾燥、粉状にして染料に用いる。明礬(Al)媒染で淡茶に、鉄クズで(Fe)淡灰、濃褐色、黒色に染まる。50-70%のタンニンを含み、アレッポ産没食子Aleppo Oak-appleとして取引されている。

*五倍子 

ジャフト 

学名 Pistacia intergerrima, Pistacia khinjuk

日本の場合、ヌルデにアブラムシが寄生する虫コブを五倍子と呼ぶが、イランでは、類似の虫コブがウルシ科カイノキ(トネリバハゼノキ)属の野生ピスタチオ2品種の若葉、若芽に生じた虫コブで、アブラムシ(Pemphigus utricularius)が葉を刺すことによって生じ、約40%のタンニンを含む。葉とともに収穫し媒染に供する。

② その他のタンニン染料

虫コブ以外にも植物の樹皮や殻斗にタンニンを含む植物は多い。

◆樫 

Oak-Tree バルート 

学名 Quercus macrolepis K

ブナ科コナラ属の木の幹や枝、樹皮から大量のタンニンが得られ、薬用や皮なめし、染め工程に広く用いられている。樹皮に含まれるタンニンはいろんな媒染剤で黄-橙や茶の色調を生み出す。またこの団栗の殻と挽いたザクロの果皮を煮て、媒染剤なしで浸染するとラクダ色になる。

◆クルミ 

Walnut ゲルドゥー 

学名 Juglans regia

ウォールナットは、温和な気候のイラン各所で見られる。この植物の木の実の殻にもタンニンは35-40%含まれている。緑色の外皮から鮮やかな焦茶色(ガハヴェイー)が得られる。さまざまな媒染剤を用いると、殻のタンニンは茶から褐色を呈する。茜と重ね染めすると明るい色調になり、ラクダ色(ランゲ・ショトリー)を呈する。

◆ミロバラン 

Myrobalan ヘリーレ 

学名 Terminalia chebura

呵梨靱(かりろく)の名で正倉院薬物としても遺る、インド、インドシナ原産のシクンシ科モモタマナ属の落葉中高木。プラムに似ており、熟する前に乾燥される。タンニンを約45%含み、染料のほかに薬用にも用いられる。この植物は2種類の品種があり、媒染剤により、黄色を産する「黄ミロバラン」と黒や緑を呈する「黒ミロバラン」がある。

◆ログウッド 

Logwood バガム 

学名 Haematoxylon campechianum L.

中南米産のマメ科の喬木で、メキシコ湾の中にあるカンペチェ湾に由来してカンペシア木とも呼ばれる。スペインが16世紀以降ヨーロッパにもたらし重要な染料として使用されてきた。棘のある樹木で、心材を煎じると、そこに含まれる樹液が粉末あるいは結晶となり採取される。天然の黒や灰色に染めるのに用いられる。色素は蘇芳のブラジリンに酷似したヘマトキシリンで、酸化されキノイド色素のヘマテインとなる。このヘマトキシリンは「血を飲む」というギリシア語に由来するラテン語で、空気に触れると赤くなることからきている。タンニンを豊富に含み、日に曝されてもログウッドから生成された色素はあまり影響を受けない。別の媒染剤とともに用いると青、淡紫、紫、灰、黒と実にさまざまな色を呈し、純粋な黒を得ようとすれば、エスパラクと混合して用いる。

 

6.その他の色

以上、赤、青、黄そして褐色〜黒について述べたが、後はその中間色である。黄+赤→オレンジ、黄+青→緑、赤+青→紫といった重ね染めで中間色を出すことになるが、例えば赤でも茜にコチニールを加えるといった、同系色の重ね染めで微妙な色調を調整することもよくある。

このほか、イランではさまざまな染料が用いられている。桑mulberry(トゥート)、そしてプラタナスplane treeなどの葉からは、濃淡のある緑。ウールは、トウモロコシの藁と一緒に煮沸すると明るいベージュになる。

*貝紫 

Tyrian purple

天然染料の最後に、藍、茜と並ぶ古代染料、貝紫について触れる。貝紫は、帝王紫や古代紫と呼ばれることもある。紫と呼ばれているが、古代ギリシアやローマで珍重された貝紫の色は『理化学辞典』には「紫に近い深紅色」と記載されている。パープルが緋色と訳されることはよくある。この色素は、藍と同じインドール化合物で、インディゴに臭素Brが2つくっついたものである。貝紫はアクキガイ科の巻貝の鰓下腺(通称パープル腺)から分泌される乳白色〜淡黄色の液が酸化されることによって発色する色で、なんと2000〜10000個から1グラム程度しか採取できないといわれる、収集に手間のかかる貴重な色素である。ひたすらその色素を摘出しては摺り込むといった手法のようであった。そのためこの貝紫で染められた織物は、ギリシア、ローマの一部の貴人しか所有できなかった高価なものであった。伝説では緋色を発見したのは、フェニキアの染色工の神メルカルトの犬といわれる。フェニキアの都市国家ティルスとシドンが独占してこの染色を行っていたと伝えられる。この貴重な伝統は9世紀に一旦忘れ去られ、再び緋色が脚光を浴びるのは15世紀、この貝紫の原理が解明されたのは20世紀になってからのことである。赤い絨毯Red Carpetの慣習の起源も、紀元前5世紀、アイスキュロスの悲劇『アガメムノーン』の中の、貝紫で染め上げた赤い布の上を帰還するシーンに由来すると言われている。

 

7. 合成染料

天然染料については語られることが多いが、合成染料についてはあまり多くは語られていない。具体的にこの赤は何々という化学染料で染めましたと聞かされることもまず無い。19世紀後半、欧米のテキスタイルや繊維産業の発展に伴い、安価で使いやすい化学染料の生産がスタートした。これらの化学染料はたちまちトルコやイランにも導入されるようになった。パーキンスによって初めて発見された合成染料モーヴ(アニリン染料)は1856年に市場に現われ、続いて2人のドイツ人科学者グラーベとリーベルマンは1869年、アリザリンの化合物(アゾ染料)を生産、1897年には人工のインディゴがドイツの科学者ベイヤーによって発見され市場に向け販売された。しかし急速な色褪せで粗雑な色を生み出したため、これらの合成染料は絨毯の糸には適していないことが判明。1903年、ペルシア政府はこれらの染料の使用を禁止する厳格な法の施行に踏み切った。これらの施策は功を奏しペルシアの織り手は、1920年頃、再び天然染料の使用に立ち戻った。そして50年前頃から色褪せにも安心できるクロム染料(酸性媒染染料)などの、さまざまな色調の染料が世界の市場に出回るようになり、これらの染料の耐久性と堅牢度が保証されて、ペルシアの絨毯職人は今や天然染料と併せて、これらのクロム基盤の染料も広く用いるようになった。

絨毯のパイル糸となる羊糸を染める遊牧民の女性

絨毯のパイル糸となる絹糸を染める都市工房の染職人

染めあがった絹糸を天日干しする染職人

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