空飛ぶ絨毯に秘められた歴史-6
- 数寄の絨毯

- 2024年3月17日
- 読了時間: 1分
初版/Australian literary magazine、Meanjin, Vol.63, No.2, 2004
再版/USA in Southwest Revew, Vol91, No.1, 2006
研究論文から
ソロモン王とアビッシニアの女王は、結果的に和解するが、放浪の職人は何年もの間、流浪の身となり、紀元前934年頃にメソポタミアのバグダードの町近くに居住しなければならない羽目となったという。
ベン・シェリーラの年代記には、空飛ぶ絨毯の作動に触れた部分がある。しかし残念ながら使用されている語彙の多くが解読不能だったため、その推進の仕組みについてはほんの僅かしか解っていない。解っていることは、空飛ぶ絨毯は、通常の絨毯のように
織り機で織られることで、違いは染めの工程にあるという。さて、職人がある粘土を発見した。それは「山の泉から採取される、人の手付かずのもので地獄の7番目の環の温度を凌ぐ」高熱に沸騰したギリシア油の大鍋の中で加熱したとき、耐磁性を得ることができたとされる。
次回は3/18
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