ペルシア絨毯の素材/データに見るウールの実力。
- 数寄の絨毯

- 2020年2月26日
- 読了時間: 2分
有害なホルムアルデヒドを吸着。
ウールは有害物質を出さない安全な素材とされています。また、ホルムアルデヒドや臭いをすばやく吸着し、室内の空気を浄化するとされています。この浄化能力は約30年間持続し、一度吸着すると再放出しないとされます。
湿気を吸い取り梅雨時もサラッと快適。
ウロコ状に重なり合ったウール繊維の表皮が温度に合わせて開閉し、湿気を吸収、放出して湿気を自動調節します。4畳半のカーペットならコップ8杯の湿気を吸い取ることができるとされます。
断熱効果が高く、冬はあたたかく、夏は涼しく。
繊維の間に空気をたっぷりと含むので保湿性や断熱性に優れています。冬にウールカーペットの上を歩いてもヒャッとしないのは、熱伝導性が低いので、足下から急速に熱を奪うといったことがないためです。同様に、夏の陽だまりも、ウールカーペットなら、暑くて歩けないということがありません。
汚れがつきにくく、しかも汚れが落ちやすい。
ウール繊維の表面は、エピキューティクルという膜によって覆われています。そのため、ウールは汚れにくく、しかも汚れが落ちやすい床材です。ジュースなどをこほしても、すぐに拭き取れば、ほとんどシミになりません。また、繊維の中ほどに、ほどよく水分を含んでいるので、静電気が起こりにくく、ホコリやチリもつきにくくなっています。
タバコによる焦げ後跡がとれやすい。
ウールは燃え広がりにくい優れた防炎機能があります。またタバコの焦げ跡による比較試験では、合成繊維は熱により溶けて黒く固まってしまいますが、ウールの焦げ跡は、ブラシでこすり取れば焦げ跡が目立ちにくく美しさが保てます。
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