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手織り絨毯雑学-絨毯文化の広がり7

中央アジアの絨毯ーカフカース(コーカサス)


カフカースは黒海とカスピ海に挟まれた山岳地域で、ヨーロッパ最高峰の標高5,642mエリブルース山を筆頭に4,000mを超える高峰を擁する大カフカース山脈から北を北カフカース、南をザカフカース(トランスコーカサス)と呼んでいる。ザカフカースのアゼルバイジャンやアルメニアは絨毯づくりが盛んで、コーケイジャンの名で欧米では人気が高い。カフカースに限らず、トルコやペルシアの絨毯でもアルメニア文字の銘が入ったものは、アルメニア商人の依頼で作成された絨毯が多いため、アルメニア絨毯と呼ばれることがある。

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