数寄の絨毯 ppckm.net がお届けする

ペルシア絨毯情報

PERSIAN CARPET

多くのバルーチ族は、キリムなどの平織りが中心で、パイル織り絨毯の伝統を持っていなかったとされる。

 

彼らが絨毯を織り始めたのは、19世紀後半に入ってからのこと。バルーチ族の一部が、トルクメンの手織り技術を学んで織り始めたのが、そのはじまりとされている。バルーチの絨毯とトルクメンの絨毯が、密接な関係にあるのは、このことに由来しているともいわれている。

 

イランでは主にホラーサーン地方、マシュハド周辺地区の村、トルバテ・ジャムやトルバト・ヘイダリイェ、フヴァフなどで織られており、マシュハド・バルーチやゴルダニーの名で市場に流通している。

 

この他、バルーチ族の一支族ティムーリーの名を冠した良品の絨毯や、やや品質が劣るとされるザーボル(アフガニスタン国境沿いに位置するアィースターン・バルーチェスターン州の都市)の絨毯やアラブ系バルーチ族の絨毯などが知られているが、その数はいずれも僅かである。

ちなみに、アフガニスンタンのバルーチが手織る絨毯はヘラート・バローチと呼ばれ、今日、市場で目にするバルーチの絨毯の大半は、このヘラート・バローチかマシュハド・バルーチ、そのいずれかとなっている。​

サイズは、ヘラート・バローチには大きなサイズの絨毯も見られるが、マシュハド・バルーチは、小さなサイズの絨毯が中心で、本作のように、少し細長いプロポーションをもつことが多い。

 

カラーは、濃いブルー、錆がかった赤、濃い茶、黒(ヒツジの黒い毛、またはインジゴの濃いもの)などが中心で、その他に、黄、オレンジ、グリーンなどが部分的に用いられ、また、ポイント・カラーとして、白い無染色の羊糸が使用されるケースも多く見られる。

 

デザインは、トルクメン・デザインのバルーチ版と呼ばれる、反復柄デザインのものが大半を占めるが、トルクメン以外のイランやトルコ系部族民の絨毯から影響を受けたと見られるデザインの絨毯も一部見受けられる。絨毯のデザイン・モチーフとして、イラン全土の幅広いエリアで用いられているボテ文をメイン・チチーフとした本作もそうしたものの一枚と見ることができる。

地組織は縦糸、緯糸ともに羊か山羊の毛で、ラクダの毛もたまに見掛ける。織りはペルシア結びがほとんどで、一部にトルコ結びも見受けられるが、その多くは、バルーチ以外のトルコ系部民族の織ったものといわれる。

織り密度は、900〜3,000kn/dm2(1㎝角に3×3〜5.4×5.4)の範囲で、ペルシア絨毯の一般的なクォリティー指標で表記すると、20 〜40RAJ(ラジ)相当の絨毯となる。ちなみに、本作の織り密度は、2.500kn/dm2(1㎝角に5×5)、RAJ指標で表記すると、35RAJ相当の絨毯となり、バルーチの絨毯としては、やや上質の絨毯にカテゴライズされる。

​ペルシア絨毯の産地情報はコチラから

数寄の絨毯33118/ペルシア

バルーチ・ボテ連続文絨毯

約171x114㎝

​¥67,750(税別)

後払いサービス対象品です。

​商品登録情報

商品名/バルーチ・ボテ反復文様絨毯

品番/数寄の絨毯33118-25

生産地/イラン・ホーラサン地方

製作年代/近作(経年0〜10年/未使用品)

サイズ/171x114㎝

パイル/ウール

縦糸/ウール

シングルウェフト

見掛け上の織り密度/1㎝角に5×5=25ノット

(見掛け上の総ノット487,350kn)

※knとはknot(ノット=結び)の略

手織り工程における所要製作時間/約271時間

(シングルウェフト/織りのスピード:1,800kn/時として換算)

※487,350kn÷1,800kn≒271時間

手織り工程における所要制作日数:約34日

271÷8=33.875(8時間労働/日として換算)

単価評価 ¥139/1,000kn

販売価格:¥67,750

※487,350kn×(¥139/1,000kn)≒¥67,742

単価評価/対象作品の1,000knあたりの評価額。

<詳しくはコチラから>

バルーチ・ボテ続文絨毯:171x114㎝

ペルシア語でザロニームと呼ばれる1畳小サイズの絨毯で、2人掛け、3人掛けの

ソファー前の中敷などにご使用いただけます。

​商品解説

ペルシア語で、ザロニームと呼ばれる1畳サイズのバルーチ絨毯。縦糸にウールを用いた伝統的な技法で製作された絨毯で、織り密度は1㎝角に5×5=25kn(ノット)。

 

ペルシア絨毯の一般的なクオリティー指標で表記すると35RAJ(ラジ)相当となる。

 

メイン・モチーフとして用いられているのはペイズリーの名で知られる植物文モティーフ。イランあるいはインドが起源とされている…このモティーフは、イランでは潅木あるいは葉の茂みを意味するボッテあるいはブーテ、インドではブーターとして知られる。

 

この文様がペイズリーの名で世界的に知られるようになったのは、17世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで大流行したカシミール・ショールを模したものが、イギリスのペイズリー市で大量生産されたことに始まる。

 

絨毯のモティーフとして、このボテ文が盛んに用いられるようになったのも、18世紀以降のこと。カシミール・ショール、それに続くケルマーン・ショールの大流行の影響を受けてのことと見られる。

 

このボテ文(ペイズリー)は、イラン全土の広い範囲で織られており、その形も産地によって様々にアレンジされている。

 

都市部では装飾性のあるボテが多く見られ、ボテ・ジェッゲ(飾りボテ)と呼ばれる。部族民が織るボテは本作のように幾何学文的で鷲のような形態からボテ・オガービー(鷲のようなボテ)と呼ばれることもある。

メイン・ボーダー、サブ・ボーダー、それぞれの角に、部族民絨毯のひとつの特徴ともいえる…辻褄の合わない不整形な文様が見られるが、これがこの絨毯のチャームポイント。

 

機械織りの絨毯には出せない手織りの味。部族民絨毯特有の歪みは少なく、人の手の温もりを感じさせる手作り感あふれた素敵な作品に仕上がっている。

バルーチ絨毯について

お問い合わせ窓口

この商品に関する、お問い合わせ窓口です。​お気軽にご相談ください。

33118/バルーチボテ反復文絨毯/171x114㎝

​ホームへ戻る

ペルシャ絨毯の通販サイト「数寄の絨毯」 /  サイトマップ、ご利用規約プライバシーポリシーK&Mの書籍​絨毯という言葉、1ヶ月間の返品保証返品窓口

​お問い合せはコチラから ➡️ CONTACT

数寄の絨毯/運営サイト:プロダクトプランニングセンターK&M

619-0237京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザラボ棟

TEL0774-95-1950 FAX0774-95-1951

EMAIL:km@manabe-y.jp

※本サイトに掲載された画像・文章・資料など、本サイト内のコンテンツに関して、許可なく複製、転用、また無断活用することを禁じます。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram